「私、ネガティブ思考なんです。すぐ、ネガティブに捉えちゃって落ち込むんです・・・」というお話をよく聞きます。
で、よくよく伺うと
「ポジティブ思考の人は、ネガティブに捉えないんですよね?」
「ネガティブに捉えちゃったら、ダメなんですよね?」
とおもっていらっしゃいます。
それは、ちょっと違います。
(昨日の記事も、もしかしたら誤解を与えてしまっているかもしれません・・・)
人生、生きていればいろいろなことがあるので、いくらポジティブ思考の人でも、イライラすることも、落ち込むこともあります。
(「一瞬たりとも、まったくネガティブに考えることがない」っていう大人はなかなか少ないのではないでしょうか・・・)
では、ポジティブな人はネガティブな人と何が違うかというと・・・・
「ネガティブな気持ちを放置しない」ということだと思います。
人間の感情として、やっぱり(一瞬は)ネガティブな思考になることもあります。
でも、その瞬間を客観的にとらえて
「あ。いまネガティブに考えているな」と思ったら、出来るだけ早めになるべくポジティブな考え方に切り替えます。
たとえば、私は先日、スマホを線路に落として画面を割りました。
人によっては
「私、そんなことが起きたら、立ち直れなくて何日も凹みます・・・」
という方もいらっしゃいました。
ネガティブな方は、その気持ちをそのまま堪能(?)してしまいます。
でも、ポジティブな方は(一瞬は凹んでも)能動的に気持ちを切り替えます。
でも、私の場合は、画面が割れた!!と気づいた瞬間は
「あ~あ」
と思ってしまっても、すぐに
「あ、でも、大破じゃなくてよかった。修理に出すまでもないし。革のカバーに入れてて良かった!」
と、(半ば強制的に)思いなおしました。
だって、泣いてもわめいても、割れた画面は治らないわけです。(過去は変わらない)
だったら、その「過去」を捉えなおして、少しでも「良かった」と思う方に気持ちを切り替えた方が精神衛生上良いのです。
ポジティブな人は「ネガティブに(一瞬たりとも)考えない」のではなく、「ネガティブになったとしても、気持ちの切り替え上手」なのです。
だから、ネガティブに考えたときに
「あ~私ったら、またネガティブに考えちゃった・・・」とまたそこで落ち込むのではなく、「あ、いまネガティブに考えてるね」と淡々と観察して、「さてと、この出来事をどうとらえなおせば良い経験に捉えなおせるかな?」と考えればいいのです。
「過去と他人は変わらない。変えられるのは未来と自分だけ」
と言います。
過去は変えられませんが「過去の捉え方」はいつでも修正(上書き)可能です。
昔の辛い経験も「今思えば、良い経験だったな」と(無理やりにでも)思いなおして、上書きして次に進むのがうまい人が「ポジティブ思考」なのかな。と思います。
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